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カーク・ライトシー・トリオ『イフ・ユーアー・ノット・ハビング・ファン・バイ・ナウ』
ライトシーといえば、プレステッジのチェット・ベイカーのプレステッジ・マラソン・セッションや、デクスター・ゴードンの80年代のピアニスト。比較的近年のものだとクリスクロス盤が浮かんできます。しかし私、あまり活動を追いかけてきたわけではないです。今回、寺島靖国氏のレーベルから発売された本盤も、 -
エラ・フィッツジェラルド『エラ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル:アーヴェイング・バーリン・ソングブック』
エラのヴァーヴ時代といえば(いろいろな作品がありますが)コンポーザーシリーズが有名でしょうか。移籍直後の1956年に第一作『コール・ポーター・ソングブック』が制作され、その後も次々と発売・・結局 1964年のジョニー・マーサー集まで、何と足掛け8年にも及ぶ人気シリーズとなっていきます。本作のライナーには -
アーマッド・ジャマル『エメラルド・シティ・ナイツ』
シアトルの名ジャズクラブ「ペントハウス・ジャズ・クラブ」で残された1963-64年、1965-66年のトリオのライブが2作同時発売。現存するオリジナルテープからのマスタリング、粒だったピアノ音も気持ちよく、音質も上々です。 -
独自の嗅覚が生み出すヨーロッパジャズの名盤。山野楽器的おすすめ盤は
売り場スタッフがそれぞれ、テーマを決めて新旧問わず、自身の耳で選んだおすすめ作品をご紹介いたします。 今回は、ヨーロッパをはじめ世界各国の良質なジャズ作品を厳選して紹介する、大阪の人気ジャズレーベル「澤野工房」から、スタッフお気に入りの作品をセレクトいたしました。 -
Steve Davis『Bluesthetic』
NYジャズの「いま」を伝える、スモーク・セッションズ・レコードからリリースされた、トロンボーンとギター、ヴィブラホンをフロントにしたセクステット。珍しい3つの楽器の組み合わせ。この響きが新鮮で、私とても気に入っています。 -
Le Projet Blasco『Rinascimento』
ここのところ、デュオ作品の新譜で心震えるものが多く、本作も気になり手に取りました。フランスのピアニストとイスラエル出身のベーシストの顔合わせ、2人とも今作で初めて知った演奏者です。ジャズ、クラシック、タンゴ、ラテン・・など、いわゆるジャズだけでないバックグランドを強く感じる演奏。 -
Houston Person『Reminiscing At Rudy’s』
今年89歳となるテナーマン、ヒューストン・パーソン。プレステッジやリヴァーサイドなどの名レーベルで1960年代から録音を残し、いまなおコンスタントに新作をリリースするジャズレジェンドです。 -
Oscar Peterson『Oscar Sings: The Vocal Styling of Oscar Peterson』
「歌うオスカー」と題されたアルバム。私、個人的にもオスカー・ピーターソンは好きで、彼のヴォーカル作品も追いかけていたつもりでした。有名な『ロマンス』に『リスペクト・トゥ・ナット』。そして、意外と知られない(ですよね?)『パーソナル・タッチ』パブロ(1980年)もチェックしていましたが、このリイシュー盤、知らなかった歌うオスカーが8曲も入っていました。 -
Jean-Pierre COMO『My Days In Copenhagen』
コモとスカンジナビアンのリズムが初めて顔を合わせるトリオ、切れよく強力な推進力を誇るリズムに対し、コクと熱のあるピアノが応える・・という現代ピアノトリオの理想的な図式になっているように思います。全10曲収録、8曲がスタンダード。①「YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC」からスタートして、どの曲も密度が高い! -
ジャズ担当 おすすめの新作:Jean-Michel PROUST『To Barney Wilen Vol. 1・2』。2作同時発売
フランスの伝説的サックス奏者、バルネ・ウィランのトリビュートアルバム。Vol.1、Vol.2が同時にリリースされました。テナーを中心に、ソプラノ、バリトンも披露するプローストは、フランスのベテラン奏者。録音作品は少ないものの経歴を見るとジョー・ヘンダーソンとの共演もあるそうです。