世界に誇るジャズレーベル、ヴィーナスレコードの名盤

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人気レーベルから選ぶ!山野楽器的おすすめ作とは

1992年、アルファレコードから独立した原哲夫氏によって設立される。以降、400に近い作品をリリースしている、日本を代表するジャズレーベル。ブームを巻き起こした、エディ・ヒギンズのピアノトリオ作品やこだわりの音作り(ヴィーナス・ハイパー・マグナム・サウンド)で注目を集める。第一弾のリリースは、ファラオ・サンダースの『愛のクレセント』。設立者のルーツにある、コルトレーンミュージックへの思いが感じられる作品も多い。ジャッキー・テラソンやシリル・エイメー、フランチェスコ・カフィーソなど、ヴィーナスから羽ばたき一線で活躍するミュージシャンも多数。こうした審美眼にも注目したい。

ダニーロ・レア『ロマンティカ』VHCD-78134

演奏者・曲目
Danilo Rea(p)
Ares Tavolazzi(b)
Roberto Gatto(ds)


1. レジネッラ
2. サンタ・キアーラ寺院
3. すてきなあなた
4. カタリ・カタリ
5. サンタ・ルチア
6. どうしたの
7. 帰れソレントへ
8. マリウ愛の言葉を
9. ある夕食のテーブル
10. レスタ・クンメ
11. ウン・ジョルノ・ドーポ・ラルトロ
12. 夜の想い
13. 恋する兵士
14. 夜空のトランペット

イタリアらしい抒情のあるピアニスト。ナポリ民謡などの名メロディを成熟したタッチで聴かせます。「サンタルチア」や「夜空のトランペット」など収録。
あの名トランペッター、ニニ・ロッソのバックもしていたそうです。

リチャード・ワイアンス『ラベンダーミストの女』VHCD-78229

演奏者・曲目
Richard Wyands(p)
Peter Washington(b)
Kenny Washington(ds)


1. ソフトリー・ウィズ・フィーリング
2. フラミンゴ
3. 恋に落ちた時
4. ソー・イン・ラブ
5. ラベンダー・ミストの女
6. 時さえ忘れて
7. ボーン・トゥ・ビー・ブルー

1950年代から活躍し、カーメン・マクレーやミンガスとも共演したベテランピアニスト。ゆったりとコクのあるピアノ。ミデアム~スローでの説得力は格別です。タイトル曲はエリントンの名曲、これが素晴らしくいいのです。

ロブ・アフルベーク『君を想いて』VHCD-78069

演奏者・曲目
Rob Agerbeek(p)
Harry Emmery(b)
Ben Schroder(ds)


1. ベサメ・ムーチョ
2. ディス・マスカレード
3. バークス・ワークス
4. トラブル・イン・マインド
5. ワンス・アイ・ラブド
6. ワルツィング・アット・スイート・ワン
7. 時には母のない子のように
8. アローン・トゥゲザー
9. 雲
10. ティン・ティン・ディオ
11. 君を想いて

オランダの隠れ名手、しゃきしゃきとキレのいいピアノが持ち味です。トリオ全体でハッピーにスイング!と、言いつつおすすめはしっとりとしたジャンゴの名曲⑨「雲」。哀愁のメロディが実に心になじむのです。

スティーブ・ネルソン『イージー・リヴィング 』VHCD-78336

演奏者・曲目
Steve Nelson(vib)
Massimo Farao(p)
Aldo Zunino(b)
Byron Landham(ds)


1. プア・バタフライ
2. ビューティフル・フレンドシップ
3. レディー・ビー・グッド
4. ウィロー・ウィープ・フォー・ミー
5. ブルース・アップ
6. イースト・オブ・ザ・サン
7. イージー・リヴィング
8. オルフェのサンバ
9. クレージオロジー

ヴィブラフォン奏者のスティーブ・ネルソンが、ピアニスト、マッシモ・ファラオのトリオをバックにスタンダードナンバーを演奏。美しいマレットさばきを披露するスインギーな1枚です。なんだか、ホッとしますね。

ジョージ・ガゾーン&トリオ・ダ・パズ『恋とボサノバの夜』VHCD-78014

演奏者・曲目
George Garzone(ts)
Kenny Werner(p)
Romero Lubambo(g)
Nilson Matta(b)
Duduka Da Fonseca(ds)


1. フェリシダージ
2. ジェントル・レイン
3. ショーロ
4. さよならを言うために
5. アローン
6. 恋人との夜
7. 愛の語らい
8. バラード・フォー・ラナ
9. いそしぎ
10. フォトグラフィア

サックス奏者、ジョージ・ガゾーンの哀愁のボサノバアルバム。サイドには、ギタリストのホメロ・ルバンボ率いる、ブラジリアントリオと繊細なタッチが際立つピアニストのケニー・ワーナー。それぞれの美しいサウンドが合わさりムーディーで、とてもいい雰囲気です。

デレク・スミス『トゥ・ラブ・アゲイン』VHCD-78182

演奏者・曲目
Derek Smith(p)


1. トゥ・ラブ・アゲイン
2. 恋去りし時
3. ザ・バッド・アンド・ザ・ビューティフル
4. ラスト・ナイト・ホエン・ウィー・ワー・ヤング
5. 月光のソナタ・イエスタデイズ
6. トゥ・レイト・ナウ
7. バークリー・スクエアのナイチンゲール
8. ショパンのワルツ
9. ダーン・ザット・ドリーム
10. エルヴィラ・マディガン
11. グラッド・トゥ・ビー・アンハッピー
12. ウィル・ビー・トゥゲザー・アゲイン
13. セプテンバー・ソング
14. アイ・ゲット・アロング・ウィズアウト・ユー・ヴェリー・ウェル
15. スウィート・ロレイン

イギリスのピアニスト、デレク・スミスのソロピアノ集。美しいスタンダードナンバーに、ショパンやモーツァルトなどの名旋律をフィーチャーした1枚。程よいスイング感が心地よく、優雅な時間が過ごせそうです。

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