2023年11月22日発売 ユニバーサルミュージック、ジャズの定番シリーズ「ジャズ百貨店」の新ラインアップ「VOCAL編」。ユニバーサル ミュージックの幅広いカタログの中からレーベルの枠を超えて50タイトルを厳選。

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メーカー特典

《ジャズ百貨店VOCAL編》シリーズ50タイトルのいずれかをご購入の方に、先着で特典「応募シリアルナンバー付きカード」をプレゼントいたします(当ショップでは 2023年12月4日ご注文分まで配布いたします)(当ショップでの配布は終了いたしました)
このカードを3枚集めてご応募された方全員に〈2024年JAZZカレンダー〉をプレゼントいたします。
※特典は先着となっております。特典が付与される対象となっているか、ご予約・ご購入の前にご確認ください。
【全員プレゼント特典内容】
■3シリアルナンバーで応募     2024年度版JAZZカレンダー
【応募期間】
2023年11月21日(火)10:00 ~ 2023年12月10日(日)23:59

メーカーコメント

【シリーズ累計出荷90万枚超! 「ジャズ百貨店」の新ラインナップが登場】
2016年の発売以来シリーズ累計出荷が90万枚を超えるユニバーサルジャズの定番シリーズ「ジャズ百貨店」に新たなラインナップ「VOCAL編」が登場!世界中で愛されるジャズの名唄に焦点を当て、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイ、サラ・ヴォーンからフランク・シナトラ、ナット・キング・コール、マンハッタン・トランスファーまで、ユニバーサル ミュージックの扱う膨大なカタログからレーベルの枠を超えて50タイトル厳選。
・SHM-CD仕様 ・新規ミニ解説付

ジャズ担当、おすすめコメント

管理人もいつも楽しみにしている「ジャズ百貨店」シリーズ。新しいラインアップは「VOCAL編」です。ジャズの人気カテゴリーでいくと・・1番はピアノトリオ、2番はテナーのワンホーン。それと並ぶ感じで、女性ヴォーカルが続きます(あくまでも私的な感覚ですが・・)。
今回の百貨店の50作品のラインアップを見ると、名盤を聴いて、さてその次・・という感じで選ばれるような作品が多いように思います。この名盤の次っていうのは、ジャズへの興味が広がっていく一里塚。例えば、ビリー・ホリディの『奇妙な果実』を聴いた次に『ヴェルヴェット・ムード』。『サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン』の次に『~ロンドン・ハウス』って、理想の聴く順なのでは・・。ぴしっと決まった名盤を楽しんだ後に、自分で良さを発見する感覚が味わえると思います。自身の愛着盤ですね。今回のシリーズは、女性ヴォーカルが37枚、男性ヴォーカルが10枚、そして混声のグループが3枚あります。私、実は男性ヴォーカルも好きで、大名盤のマット・デニス、ヒップなマーク・マーフィーの『ラー』が選ばれているのもうれしい。
管理人のおすすめを、少しご紹介いたします。ぜひこの機会にお聴きいただけたらと思います。

ビリー・ホリデイ / ヴェルヴェット・ムード
1955年録音、ビリー晩年の大名作です。ビリーとの相性というと、やはりレスター・ヤングが思い浮かびますが、ここでのハリー・スウィーツ・エディソンもすばらしい相性だと思います。気心の知れた仲間とのくつろいだ演奏。トランペットのイントロで始まる、みんな大好きな「ブルースを歌おう」を推薦。
サラ・ヴォーン / アフター・アワーズ・アット・ザ・ロンドン・ハウス
サラのレギュラートリオに、カウント・ベイシーの楽団から、サド・ジョーンズ、ウェンデル・カーリー(tp)、ヘンリー・コーカー(tb)、フランク・ウェス(ts)が加わった、豪華セッション盤。ホーン奏者を相手に自由度高く歌うサラも楽しそう。1958年録音、個人的にはこの辺りの少し憂いを含んだサラの声が大好きです。
ダイナ・ワシントン / フォー・ゾーズ・イン・ラヴ +2
ウイントン・ケリー、ジミー・コブが参加するコンボ作品。クリアでソウルに溢れた声が素晴らしい。中でも「メイク・ザ・マン・ラヴ・ミー」は、途中で「アイ・ガット・イット・バッド」を長々と引用して歌います。伸び伸びとした歌、彼女の自由な表現に惹かれますね。

ナット・キング・コール、ジョージ・シアリング / ナット・キング・コール・シングス・ジョージ・シアリング・プレイズ +3
ジャズのトップ・スター、ナット・キング・コールと、クール・サウンドで人気のジョージ・シアリングの共演・・さらにストリングスが加わります。キング・コールのコクのある声とべたつかないストリングス、ピアノとの相性もいい。上品で豊かな音楽。時間がゆっくりと流れるように感じます。
エラ・フィッツジェラルド / エラ・スウィングス・ライトリー +4
1958年、エラ40代前半の録音。キュートでいて、少しづつ貫禄がついてきた声といいましょうか。バックはマーティ・ペイチのデクテット、大きな音を出すというより中編成で、心地よく軽快なバックを付けています。例えば「イフ・アイ・ワー・ア・ベル」のスイング感でしょうか?あと「リトル・ジャズ」は全編スキャット。エラのお得意芸を堪能。
アニタ・オデイ / アット・ミスター・ケリーズ
映画『真夏の夜のジャズ』の3ヵ月後の演奏です。気心の知れた仲間とのいい雰囲気のライブです。語尾を絶妙に崩し歌うアニタ節が楽しめます。たゆたうような「イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド」の情感。快速で飛ばす「二人でお茶を」のスイング感に◎

シーラ・ジョーダン / ポートレイト・オブ・シーラ
ブルーノートからデビューを飾ったシンガー(近年その前に録音した音源が発掘されましたが・・)。バックはバリー・ガルブレイスを中心にしたギタートリオ。このシンプルなバックが、シーラのクールに徹した声を際立たせます。アルフレッド・ライオンが残した数少ないヴォーカル作品。
マット・デニス / プレイズ・アンド・シングス
「ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン」「コートにすみれを」「エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー」といった名曲・スタンダード曲の作者、自身による弾き語りのライブです。私、このシンガーを知って、都会のしゃれた・・とか、粋な・・という形容詞が腑に落ちるようになりました。奥様のヴァージニア・マクシーとのデュエットもあったりして、これもいい雰囲気。うむーすばらしい。
マーク・マーフィー / ラー
ジャズのオリジナル曲に歌詞を付けて歌う、ヴォーカリーズの代表的シンガー。「グリーン・ドリフィン・ストリート」や「マイルストーンズ」(ジミー・コブの疾走感にも注目!)など、独特の節回しに乗せる歌がすばらしい。マーフィーが若き日に残した傑作アルバム。ビル・エヴァンスが参加しているのにも注目ですね。

50タイトルから独断で9作品を選んでみました。参考にしていただけたらうれしいです。(ジャズ管理人)

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