Houston Person『Reminiscing At Rudy’s』

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1934年生まれ、いぶし銀のテナーマン、ヒューストン・パーソン。伝説の名録音技師との「ジャズの絆」を感じるニューアルバム。

Houston Person『Reminiscing At Rudy’s』 HighNote / HCD-7343(輸入CD)
ジャズ担当、おすすめコメント

今年89歳となるテナーマン、ヒューストン・パーソン。プレステッジやリヴァーサイドなどの名レーベルで1960年代から録音を残し、いまなおコンスタントに新作をリリースするジャズレジェンドです。その演奏スタイルを一言でいえば、ソウルテナーでしょうか。今作は、ギターにラッセル・マローンを加えたクインテット。ピアノにラリー・フラーが参加しているのにも注目です。スイング曲、バラードにブルース。いろんなタイプの曲を聴かせてくれますが、音色・フレーズにいぶし銀の風格があります。①「At Long Last Love」のスイング感だったり、⑨「Please Send Me Someone to Love」のブルーなムードに魅力が出ていますね。最後の⑩「Reminiscing at Rudy’s」は多くのヒューストンの録音を手掛けた、ジャズの名録音技師ルディ・ヴァン・ゲルダーへ捧げた曲。もちろん、本作はそのスタジオで録音されています。
あ、あと、⑥「Nothing Ever Changes My Love for You」の歌唱は何と!ルイス・ナッシュによるもの、歌をレコーディングで披露するのは(おそらく)初となるそうです。コクのあるいい声をしていますね。(ジャズ管理人)

演奏者・曲目

Houston Person (ts)
Russell Malone (g)
Larry Fuller (p)
Matthew Parrish (b)
Lewis Nash (ds, vo #6)

1. At Long Last Love
2. Again
3. Moon River
4. Put Your Head on My Shoulder
5. Why Did I Choose You
6. Nothing Ever Changes My Love for You
7. My Romance
8. I’ll Let You Know
9. Please Send Me Someone to Love
10. Reminiscing at Rudy’s

楽しそうな、伝説の録音技師 RVGこと、ルディ・ヴァン・ゲルダー&ヒューストン・パーソン(配給元提供写真)

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