独自の嗅覚が生み出すヨーロッパジャズの名盤。山野楽器的おすすめ盤は

  • URLをコピーしました!
大阪は通天閣の近くにある、ファンお馴染みのジャズレーベルです

売り場スタッフがそれぞれ、テーマを決めて新旧問わず、自身の耳で選んだおすすめ作品をご紹介いたします。
今回は、ヨーロッパをはじめ世界各国の良質なジャズ作品を厳選して紹介する、大阪の人気ジャズレーベル「澤野工房」から、スタッフお気に入りの作品をセレクトいたしました。
(2021/4/15)

ウラジミール・シャフラノフ・トリオ『RUSSIAN LULLABY』 AS-34
フィンランドのピアニスト。バド・パウエルにホレス・シルヴァー、A.C.ジョビンにショパン・・。いろいろなタイプの曲を、実に豪快に弾き倒します。ピアノ主役型痛快トリオ盤の決定盤だと思います。

ミクロス・ガニ・トリオ『RETROSPECTIVE FUTURE 』AS-168
ハンガリーの俊英ピアニスト。新世代らしいトリオの音の響きが新鮮です。特にジャコ・パストリアスの④「Continuum」、スティービー・ワンダーの⑨「Overjoyed」が、らしさのあるカバー曲。クールな質感を楽しみたい。

セルジュ・デラート・トリオ『LOOKIN’ UP』AS-29
フランスのなんとも趣味の良いピアニスト。ゆったりときらびやかな楽しいメロディを弾いていきます。同じフランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの①「Lookin’ Up」がいい。この演奏を聴くと心がぱっと明るくなるのです。

トヌー・ナイソー・トリオ『THAT OLD FEELING』AS-502
澤野工房が誇る、エストニアのピアニスト。きらっときらびやかなメロディが特徴的なピアノです。可愛らしい三拍子の曲「サムタイム・アゴー」。ジョン・コルトレーンで有名な「ナイマ」も意外な選曲でありながら、怒涛の出来。一音一音の響きがとても美しいのです。

セルジュ・デラート・トリオ『A PAZ』AS-169
ジャケットからして可愛らしい、フランスのピアニストです。なんといっても、一曲目の「A Paz」が作品を象徴する曲ですね。デラートのサワノ作品は、いつもオープニング曲で心つかまれます。他にも、スタンダード曲を多数取り上げていて、物腰の柔らかいメロディが楽しめます。

チヒロ・ヤマナカ・トリオ『LIVING WITHOUT FRIDAY』AS-16
人気ピアニスト山中千尋さんの原点、澤野工房からのデビュー作品。超絶なテクニックに斬新なアレンジ、パワフルでありながらエレガントなピアノは、聴けば聴くほど引き込まれます。発売から20年近くなりますが、ロングセラーの1枚です。

ロベルト・オルサー『TORRE DEL LAGO』AS-158
イタリアのピアニスト、ロベルト・オルサーのピアノソロ作品。クラシックを基礎にした確かなピアノテクニックと素晴らしいジャズセンスで奏でられる、切なくも美しい旋律に心奪われます。こちらの他に澤野工房からトリオ作品が3枚リリースされていますが、こちらも是非おすすめしたいです。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

Be Happy With Music
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次