ソニーミュージックに残された歴史的音源の中から、厳選した作品を高品質CD「Blu-spec CD2」でリリース。あなたの人生を変える1枚がこの中にきっとあるはず。

  • URLをコピーしました!

『We Want Jazz』 シリーズコンセプト

・ジャズ名盤を一挙リリース
第1期 2023年11月は、ジャズの帝王マイルス・デイビスの全アルバムを、第2期 2023年12月は、モダンジャズの名盤49タイトルを一挙リリース。
今後、フュージョン、ヴォーカル、邦人などテーマを設けて、体系的・継続的にリリース予定。

・ステレオ / モノラル音源2枚組CD
初の取り組みとして、マイルス・デイビスの主要アルバム7タイトルに関しては、同一演奏のステレオ音源とモノラル音源が両方入った2枚組CDでリリース。

・高品質仕様にして低価格
CD盤は高品質CDとして確固たる評価を得ているBlu-spec CD2で製造、盤面は音匠レーベル仕様で制作。

・全タイトル*の配信を実施
『We Want Jazz』はソニーミュージックのジャズ配信のプラットフォームとして機能していきます。
*権利上配信不可のタイトルがあります

【We Want Jazzによせて 小川隆夫(音楽評論家)】

『Blue Giant』のヒットが影響しているようで、ジャズが再び話題になってきた。ところが、ジャズは聴きたいけれど、なにから聴いていけばいいかがわからない。そんなひとにお薦めなのが「We Want Jazz」だ。これはコロムビアが保有する膨大なジャズのカタログから、選りすぐりの作品をラインアップしたもの。
ジャズといっても幅は広いし、奥が深い。しかしこれらは、いずれもジャズ初心者のマスト・アイテムである。同時に、長らく聴き続けてきたひとにも、漏れていればこれを機に入手することをお薦めしたい。 
コロムビアはメジャー・レーベルの中でもっともジャズに力を入れてきたレーベルだ。1917年に史上初のジャズ・レコーディングを実施した会社である。その後も、ルイ・アームストロングやベニー・グッドマンなどの作品を発売することで、ジャズをリードしてきた。
しかし、目覚ましいのは50年代以降のことだ。学生の間で大きな人気を誇っていたデイヴ・ブルーベックと契約し、次いで迎えたマイルス・デイヴィスによって、ジャズの歴史を塗り替える業績を残したのである。ほかにも、チャールズ・ミンガス、セロニアス・モンクなどのヒット作を連発。60年代から70年代にかけては歴史に残る優れた作品をいくつも制作してきた。中でも、マイルス・デイヴィスは55年から30年間コロムビアに所属し、数々の名作を残している。
一方、現在のコロムビアは、もうひとつのメジャー・レーベルであるRCAを吸収し、そちらのカタログの権利も保有している。これらを合わせれば、100年以上におよぶジャズ・レコーディングの主要なものの多くがカヴァーできる。そこから作品を選りすぐって発売するのが「We Want Jazz」だ。
1回目は、コロムビアに残されたマイルス・デイヴィスの全作品、2回目は、デイヴ・ブルーベック、セロニアス・モンク、ソニー・ロリンズ、ビル・エヴァンスなど、RCAに残された名盤を含むラインアップである。いうならば、ジャズの魅力とエッセンスを詰め込んだシリーズだ。これらを通し、ジャズを身近に感じていただければ幸いだ。

小川隆夫(音楽評論家)

第1期 2023年11月22日発売
マイルス・デイビス<55タイトル>

第2期 2023年12月20日発売
モダン・ジャズ<49タイトル>

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

Be Happy With Music
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次