Kurt Rosenwinkel, Geri Allen『A Lovesome Thing』

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“現代ジャズ・ギターの皇帝”ことカート・ローゼンウィンケルと数々の歴史的名盤に名を連ねたピアニスト、ジェリ・アレンによる幻の未発表音源が発売

Kurt Rosenwinkel, Geri Allen『A Lovesome Thing』AGIP-3790
アーティストコメント

カート・ローゼンウィンケルと2017 年に惜しくも逝去してしまった女流ジャズ・ミュージシャン最高峰の1 人といわれた才能溢れる天才ジェリ・アレンが共演したフィルハーモニー・ド・パリの夜が約10年の年を経てリリースされることになりました。ジェリ・アレンはその後もスタジオ・アルバムの制作を熱望していたそうです。残念ながらその願いは叶いませんでしたが、幸いにも録音されていた至高のデュオライブがカート・ローゼンウィンケルとジェリ・アレンのアルバムをリリースしていた今年20 周年を迎えるモテマ・ミュージックのジャナ・ハーゼンのプロデュースによりリリースされることとなりました。繊細なタッチで描かれる音像、息の合ったギターとピアノがマジカルに絡み合う緊張感に満ちた高度なインタープレイ、ガーシュウィンのスタンダード「エンブレイサブル・ユー」やセロニアス・モンクの「ルビー・マイ・ディア」など美しさと緊迫感が拮抗する音の対話は、ギターx ピアノという編成で録音された演奏の中でも特に注目を集めるものといえます。2012 年、多くの人に最高の感動を与えた貴重な音源が遂に陽の目を見ることになります。

私のおすすめコメント

発売元インパートメントの担当氏からリリース案内が来て、下記リンクの試聴をして驚きました。品があって美しくて、ジャズしていて(当たり前か)・・2人の演奏の間に流れる時間がものすごく濃厚ですよね。そして、エリントン(ビリー・ストレイホーン)の「Flower is a Lovesome Thing」。美しいスタンダードの「Embraceable You」、そしてモンクの「Ruby My Dear」といった選曲も気になるところ。2012年の録音ということですが、非常に価値のある発掘録音だと思います。ジェリ・アレンはスタジオ・アルバムの制作も熱望していたそう、そんな気持ちを思いながら聴くと深いものがあります。(管理人)

演奏者・曲目

1. A Flower is a Lovesome Thing
2. Embraceable You
3. Introductions (Geri Allen)
4. Simple #2
5. Ruby My Dear
6. Introductions (Kurt Rosenwinkel)
7. Open-Handed Reach

Kurt Rosenwinkel: Guitar
Geri Allen: Piano

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