サマラ・ジョイ『リンガー・アワイル』

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貫禄、魅力、共に十分、ソウルフルなジャズシンガー、サマラ・ジョイ。うれしいメジャーデビューです。

サマラ・ジョイ『リンガー・アワイル』 Verve UCCV-1194
ジャズ担当、おすすめコメント

レコード会社の新譜資料(2022/12/17付け)には「弱冠22歳」と書かれていましたが、いやいやサマラさん、すばらしい歌唱表現力を持ったシンガーです。このソウルフルなスタイルがとてもいいですね。オープニングの「Can’t Get Out Of This Mood」からムードムンムン。他にもスイングテンポだったり、スローだったり・・どの曲もコクたっぷりに聴かせます。全曲聴いて、私の一番は「Misty」。たゆたうようなヴォーカル、隙間を埋めるピアノも存在感十分です。あと気になった曲を少し書き出すと・・「Nostalgia」は、今回調べて私知りましたが「Out Of Nowhere」のコード進行を使ったファッツ・ナヴァロの曲だそう。ミデアム~スローテンポで魅力が出ています。そして、語り歌い上げるような最後の「Someone to Watch Over Me」も聴きごたえあり。この曲はジャズギター界、注目のテクニシャン、パスカーレ・グラッソとのデュオ。他にも、ベン・パターソン(p)、デイヴィッド・ウォン(b)、ケニー・ワシントン(ds)という名手が参加、彼らの助演にも注目です。(ジャズ管理人)

演奏者・曲目

1. Can’t Get Out of This Mood
2. Guess Who I Saw Today
3. Nostalgia
4. Sweet Pumpkin
5. Misty
6. Social Call
7. I’m Confessin’
8. Linger Awhile
9. ‘Round Midnight
10. Someone to Watch Over Me
11. I’m Glad There Is You (日本盤限定ボーナストラック)

サマラ・ジョイ(vo) パスカーレ・グラッソ(g) ベン・パターソン(p) デイヴィッド・ウォン(b) ケニー・ワシントン(ds)

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