中牟礼貞則『弦音』

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プロ活動70年「剣士のような立姿」(By 栗林すみれ)。89歳のジャズギタリスト中牟礼貞則『弦音』について。

中牟礼貞則『弦音』(スタジオトライブレコーズ) STLR-24
ジャズ担当、おすすめコメント

プロ活動70年。多くのファンを持ち、多くのミュージシャンからも愛されるベテランギタリスト、中牟礼貞則。佐藤允彦、渋谷毅ら6人のピアニストとのデュオ、そして弦楽カルテットをバックに迎えた曲も含んだ新作です。実に素の音を出すギター。淡々とした美しい演奏の中、何とも暖かい瞬間を多く感じるアルバムです。例えば、①「デューク・エリントンズ・サウンド・オブ・ラブ」は渋谷毅とのデュオ。お互いに様子を伺いながら、いつの間にかインテンポに・・さらに聴き進むと、場面場面でピアノ&ギターの主従関係が入れ替わっていきます。まさに2人の語らいですね。こうした演奏を通してピアニストの個性を楽しむのもいいもの。上に書いた「剣士のような立姿」とは、ブックレットに記された、ピアニスト栗林すみれさんの言葉です。各演奏者から中牟礼さんへ寄せられた、人柄を伝えるコメントも必読です。(ジャズ管理人)

演奏者・曲目

1. Duke Ellington’s Sound of Love (with 渋谷毅)
2. In a Stream (with 大口純一郎)
3. Eu Sei Que Vou Te Amar (with 栗林すみれ)
4. Detour Ahead (with 石井智大ストリングカルテット+金澤英明)
5. Come Rain or Come Shine (with 高橋佑成)
6. Close Enough For Love (with 石井彰)
7. Time Remembered (with 佐藤允彦)
8. Here’s That Rainy Day (with 石井智大ストリングカルテット+金澤英明)

中牟礼貞則(g)

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