ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイド『ロング・ゴーン』

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現代ジャズ界の「VIP」が揃う、最高峰ユニット。ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド&ブライアン・ブレイドの連名作品

ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイド『ロング・ゴーン』WARNER MUSIC JAPAN WPCR-18500
ジャズ担当、私のおすすめコメント

現代ジャズにおけるVIPが顔を揃えるカルテット。このことをメルドーは「アベンジャーズと一緒に演奏するようなものだ」と語ります。この4人が録音のために顔を合わせたのは、1994年発表のレッドマンの『MOODSWING』が初。そしてここから、約四半世紀の時を経て再会した2020年発表の前作『ラウンド・アゲイン』と続きます。
前作『ラウンド・アゲイン』はクールな質感を持つ、緻密に練り上げられたジャズという感じでした。一方、今作はモダンジャズのスイング感を彼ら流にアップデートし、いまに伝えるもの・・というが、私の感想です。趣が違うんですよね。

しかししかし!驚いたのは、本作が『ラウンド・アゲイン』と同時に録音されていたということ。この選曲・編集による方向性の違いも、カルテットの幅広さを示していて興味深い。ふっくらしたテナーが楽しめる「ロング・ゴーン」。細かいリズムにのったソプラノがメロディを描く「ディスコ・イアーズ」。ブレイドのリズムそのものが活きる(と書きつつピアノも見事な)「カイト・ソング」など、モダンな表情もいい。現代ジャズ最強の4人の演奏をお楽しみください。(ジャズ管理人)

演奏者・曲目

ジョシュア・レッドマン(ts,ss)
ブラッド・メルドー(p)
クリスチャン・マクブライド(b)
ブライアン・ブレイド(ds)

1. Long Gone
2. Disco Ears
3. Statuesque
4. Kite Song
5. Ship to Shore
6. Rejoice

ディスコグラフィー

『ラウンド・アゲイン』WPCR-18350 2020年7月10日発売 
現在のジャズ・シーンを牽引するサックス奏者のジョシュア・レッドマン、ピアニストのブラッド・メルドー、ベーシストのクリスチャン・マクブライド、ドラマーのブライアン・ブレイドのカルテットによる、1994年「Mood Swing」以来約26年振りとなるニューアルバム。レッドマン3曲、メルドー2曲、マクブライド1曲、ブレイド1曲のオリジナル計7曲収録。(メーカーHPより)

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