ECMを代表するピアニスト、キース・ジャレットのソロ、トリオ、カルテットの名盤全20作品を一挙紙ジャケ・UHQCDでリイシュー。
UHQCDで紙ジャケ仕様は今回初のリリースとなり、そのうち紙ジャケ初作品が1タイトル、初UHQCDが6タイトルとなります。
キース・ジャレットの ECM ディスコグラフィーは、ソロ・インプロヴィゼーション、デュエット、トリオ、カルテット、オリジナル・コンポジション、マルチ・インストゥルメンタルでのヴェンチャー、クラシック・レパートリーの傑作、グレート・アメリカン・ソングブックの幅広い探求などを網羅している。このようにして、数十年の間に膨大で広く評価された作品群が生まれ、その多様性は録音音楽の世界では全くユニークなものとなっている。
ジャレットの ECM との関わりは、1971 年 11 月、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーとの間で、その後大きな影響力を持つことになるソロ・ピアノ・アルバム『フェイシング・ユー』(1972 年発表)で初めてコラボレーション録音したことに始まる。即興演奏家としてのキース・ジャレットの重要性はもはや強調する必要はないが、ニューヨーク・タイムズ紙のジョン・ロックウェルが言うように、彼は「第一級のクラシック・ピアニスト」でもある。1980 年代後半から、ジャレットは高い評価を得ている一連のクラシック録音をリリースすることでレパートリーを広げ、また多面的な作曲家として自作の作品も発表してきた。ソロ・ピアノ・コンサートの概念を大きく変えた代表作『ケルン・コンサート』は、400 万枚以上のセールスを上げる史上最も売れたピアノ・アルバムとされている。(メーカー案内より)
◆20世紀最後の興奮、20世紀最後の感動。難病から奇跡の復活を遂げた巨匠ピアニストによる1998年録音の初のソロ・ピアノ・スタンダード集。
◆今年録音25周年の作品。
※初紙ジャケ仕様
◆『ケルン・コンサート』以前にリリースされた、完全即興によるソロ・ピアノ・コンサート、初の実況録音盤。◆ジャズ・ピアノの概念を根底から覆す前人未到のパフォーマンスはここから始まった。
◆今年録音50周年の作品。
※初UHQCD化。
◆マイルス・デイヴィス・グループの欧州ツアー中に吹き込まれ、ECMデビューを飾った初のソロ・アルバム。ジャズ・ピアノの無限の可能性を示唆した歴史的名盤。
◆29歳にしてソロ・ピアノ・アートの頂点を築いた、ソロ・ピアノ作品史上最大のヒット・アルバム。魅惑的なメロディと比類なき構成美を誇る、偶然かる必然の完全即興パフォーマンス。
◆パリ滞在中に突如制作意欲に駆られ、スタジオに飛び込んで一気呵成に録音した作品。ソロ・コンサートを凝縮した短編的作品として、独特の響きを放つ傑作アルバム。※初UHQCD化。
◆『ソロ・コンサート』、『ケルン・コンサート』に続くヨーロピアン・コンサート第3弾。ソロ・コンサートでは初めて、あらかじめ作曲されたナンバーを演奏し話題を集めた作品。
◆1987年、サントリーホールで行われた日本での通算100回目の記念公演であり、ソロとしては初の全編ショート・ピースによるコンサートをマンフレート・アイヒャー自らが録音した超話題作。
◆パリの名門クラシック・ホールで録音された7年ぶりの完全即興ソロ・ライヴ・アルバム。強靭な意思に裏づけられた圧倒的な美しさは『ケルン・コンサート』をも凌駕するほど。
◆初めてキースが全面的にスタンダードに取り組んだ記念碑的作品。スタンダードを素材にした表現世界に未知の可能性があることを示唆した傑作。
◆『Vol.1』と同セッションによる第2弾。有名曲ばかりでなく知られざるスタンダード佳曲を蘇らせる選曲と手腕に脱帽。
◆『スタンダーズ Vol.1』『Vol.2』と同セッションによる第3弾。即興による2曲とキース作の小品を収録し、スタンダードに限定されない自由で柔軟な音楽性を備えていることを証明した会心作。
◆スタンダーズ・トリオ初のライヴ・アルバム。ステージにおいても、緊張感を損なうことなく演奏のクオリティの高さを実証した傑作。
◆快進撃を続けるスタンダーズ・トリオ初の2枚組ライヴ・アルバム。3人の息もつかせぬインタープレイに全編圧倒させられる、非の打ちどころのない名盤。
◆1987年全米ツアーからのベスト・テイクを収録した初のオリジナル曲ライヴ・アルバム。緊張感と類稀な美しさに溢れるインプロヴィゼーションをこころゆくまで堪能できる傑作。
◆ジャズ・ジャイアンツへの尊敬の念が美しく投影された珠玉の名演集。マイルスやコルトレーンなど、特定の名前を挙げて捧げたトリビュート・ライヴ・コレクション。
◆ヨーロピアン・カルテットの記念すべきデビュー・アルバム。同時期のアメリカン・カルテットとは異なり、北欧ならではの透明感あふれる音楽性が魅力。
◆キースの抒情性とガルバレクのメランコリックなプレイが絶妙にマッチ。限りなく美しいメロディ、透明感あふれるサウンドを堪能できるヨーロピアン・カルテットの人気作。
◆ヨーロピアン・カルテットによるNYヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ・アルバム。老舗クラブにおけるスリリングなプレイが臨場感を高める。
◆70年代のジャズ界を席巻した黄金ユニットの総決算を捉えた、アメリカン・カルテットの後期を飾るハイテンションな傑作。
※初UHQCD化
◆アメリカン・カルテットのラスト・アルバム。途中退場したまま現れないデューイ・レッドマンがようやく再登場した後、その情熱的なプレイで観客を圧倒したという、いわくつきのオーストリア・ライヴ。
※初UHQCD化