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ケニー・バロンがピアノで参加。こんなに全曲いいアルバムって・・ひさしぶりです。
ジャズ担当、おすすめコメント
パティ・ロムーショは、憂いのある声が印象に残るイタリアのシンガー。ケニー・バロンを敬愛し、NYで彼とのレコーディングが夢であったそう。オープニングの①「ララバイ」はそのバロンとの夢がかなった共作。程よく落ち着いた声とピアノの相性がとてもいいと思います。②「スター・クロスト・ラヴァーズ」は、作品のタイトル曲。エリントン曲の持つ色気をさりげなく表現。いきなり歌いだすアレンジもいい、しっとりした歌唱です。④「レフト・アローン」は、ヴィンセント・ハーリング参加。アルトも聴きどころですが、ピアノにもベテランの妙技を感じます。最後の⑨「ラヴ・ウォークド・イン」はピアノとデュオ。この二人の和気あいあいさは微笑ましいですね・・といった感想です。声に個性があって、バックとのバランスも上々。選曲もバラエティがあっていい。担当(私のこと)おすすめのヴォーカル盤です。(ジャズ管理人)
演奏者・曲目
パティ・ロムーショ(vo)
ケニー・バロン(p)
ヴィンセント・ハーリング(as)*
ピーター・ワシントン(b)
ジョー・ファーンズワース(ds)
1. ララバイ
2. スター・クロスト・ラヴァーズ
3. ディス・キャント・ビー・ラブ
4. レフト・アローン
5. ユーアー・マイ・エブリシング
6. E SE
7. シダーズ・ブルース
8. ボディ・アンド・ソウル
9. ラブ・ウォークト・イン
フレッド・ハーシュ&エスペランサ・スポルディング『アライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード』
ハーシュとエスペランサ(年の差30歳以上)、なんとも意外な組み合わせと思いましたが、2013年に初共演し、以降もデュオとして活動を続けているのですね。