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V.A.(寺島靖国) / For Jazz Ballad Fans Only Vol.4
まさにバラード100%・・寺島レコードの人気シリーズ「For Jazz Ballad Fans Only」、第4作目です。 今回は、バルネ・ウィラン「サマー・オブ ‘42」からスタート。いきなりバルネの色気のある吹きを満喫します。②もテナーで、こちらはボサバラード・・軽めの雰囲気。こんな吹きもいいもの・・ -
THE 53rd YAMANO BIG BAND JAZZ CONTEST ハイライトCD
第53回ヤマノ・ビッグバンド ・ジャズ・コンテストの第1位〜第10位までの各団体の演奏を収録。頂点を目指すバンドの熱い大会の記録です。 -
ウラジミール・シャフラノフ・トリオ『ブルース・フォー・パーシー』
近年レコーディングを共にする北欧のメンバーとの、約3年ぶりとなるピアノトリオ新作です。ハンス・バッケンロスはスウェーデンを代表する、バーサタイルなベーシスト、ムッサ・ファデラは若い世代に属するドラマー、端正なスタイルの正統派と言えますでしょうか・・ -
アルバート・アイラー『ゴーイング・ホーム~プレイズ・スピリチュアル』LP(180g重量盤)
90年代初頭にデンマーク・デビューの発売権を持つブラック・ライオン・レーベルから、その正規かつグレードアップ・ヴァージョンというべき『ゴーイン・ホーム』が発売されたときには嬉しくて飛びあがった。名手たちの演奏する楽器群のふくよかな響きが見事に捉えられていて・・ -
Lafayette Harris Jr. Trio『Swingin’ Up In Harlem』(輸入盤CD)
2曲のオリジナルを中心に8曲のスタンダードナンバーを演奏。どの曲も "ラファイエット・タッチ "がふんだんに盛り込まれている。例えば、スティービー・ワンダーの「リビング・フォー・ザ・シティ」をマイルス・デイビスの「オール・ブルース」とうまく融合させていたり、「ナッツ・ブルース」・・ -
V.A.(寺島靖国) / FOR JAZZ VOCAL FANS ONLY VOL.6
寺島靖国さんの名コンピシリーズ『Jazz Bar』。その人気ゆえにいろいろなスピンアウト編が出ていますが、中でもこの『For Jazz Vocal Fans Only』は人気がありますね。 で、私勝手に、この『For Jazz Vocal Fans Only』って・・・ -
海野雅威『I Am, Because You Are』
ハンク・ジョーンズやジミー・コブなどのレジェンドに愛され、ロイ・ハーグローヴ・クインテットで日本人初、最後のレギュラー・メンバーだった、ニューヨークを拠点に活動する実力派ピアニスト。 -
ビル・エヴァンス『トレジャーズ~ソロ、トリオ&オーケストラ・フロム・デンマーク』
ビル・エヴァンスの未発表・発掘音源がCD2枚組で登場です。今作は1965から69年、デンマークを訪れた際の音源を集めていて、かの地のピアニスト、オーレ・マティーセンのプライヴェートな音源コレクションがもとになっているそうです。世界各地を飛び回り、様々な音源をリサーチしている、ジャズ音源発掘人ゼヴ・フェルドマンと・・・ -
ケイティ・ジョージ『フィーチャリング』
『フィーチャリング』ということで、各曲に参加するゲストへ焦点をあてたアルバムです。しかし一方で、全13曲中、11曲がケイティ自身のオリジナル。キュートにスタンダードを歌う姿が魅力的なケイティですが、自身の曲をずらっと並べ披露する充実作です。ゲストミュージシャンも私が知るのは、パット・ラバーベラとローラ・アングラードのみ。他の奏者をこうした形で知るのもいいですよね。 -
ダイアナ・パントン『ブルー~さよならを云うために』
シュガーヴォイスで、恋の始まりを歌った『ピンク』(2008年)。ストリングスを従えてムーディーに、大人の恋を歌う『レッド』(2013年)・・。感情を色に託し、歌で表現してきたダイアナ。この最新作では『ブルー』とタイトルが付きます。『ピンク』から15年近くの年を経て、成熟した雰囲気で恋の終わりをしっとり聴かせます。 -
スカンジナビアン・ジャズ・トリオ『ボッサ・ビギン』
「今度、北欧の新しいピアノトリオを出すからさ・・楽しみにしててよ」と言われ、年が明け、届いたのが本盤です。聴いた第一印象は、正直少し控えめなトリオ・・かな?でした。ガッンと来るというよりは、聴くほどに心に寄ってくる演奏といいましょうか。 -
デミアン・ドレリ『ピンク・ムーン~プレイズ・ニック・ドレイク』
ロンドン生まれ、ロンドン育ちの生粋のロンドンっ子である期待の若手ピアニスト、デミアン・ドレリのデビュー・ソロ・アルバム。クラシック・シーンで活躍しながらもキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」に影響を受け、ニック・ドレイクを愛聴し、感銘を受けたアルバム・・