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パスクァーレ・グラッソ『ビ・バップ!』
2021年に『ソロ・マスターピース』で本邦デビューし、2作目の『パスクァーレ・プレイズ・エリントン』を通過して、この『ビ・バップ』で、すでに3作目って!まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのギタリストです。そのギタープレイも勢いのあるもの、よく動く指もそうですが、コードの使い方も効果的。曲をカラフルに彩っていく演奏だと思います。 -
ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイド『ロング・ゴーン』
2021年に『ソロ・マスターピース』で本邦デビューし、2作目の『パスクァーレ・プレイズ・エリントン』を通過して、この『ビ・バップ』で、すでに3作目って!まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのギタリストです。そのギタープレイも勢いのあるもの、よく動く指もそうですが、コードの使い方も効果的。曲をカラフルに彩っていく演奏だと思います。 -
渋谷毅『カーラ・ブレイが好き』
昔からのジャズ仲間に推薦されたピアノソロ作。どの曲もゆったりしたテンポがあって、あたたかくとても優しい。全ての曲がひとつに繋がっているようにも思えます。渋谷さんはブックレットで、カーラ・ブレイの音楽について「(エリントンの音楽より)もっと身近にあって・・」(抜粋)と記します。 -
サマラ・ジョイ『リンガー・アワイル』
レコードメーカーの新譜資料(2022/12/17付け)には「弱冠22歳」と書かれていましたが、いやいやサマラさん、すばらしい歌唱表現力を持ったシンガーです。このソウルフルなスタイルがとてもいいですね。オープニングの「Can't Get Out Of This Mood」からムードムンムン。 -
パティ・ロムーショ『スター・クロスト・ラヴァーズ』
パティ・ロムーショは、憂いのある声が印象に残るイタリアのシンガー。ケニー・バロンを敬愛し、NYで彼とのレコーディングが夢であったそう。オープニングの①「ララバイ」はそのバロンとの夢がかなった共作。 -
中牟礼貞則『弦音』
プロ活動70年。多くのファンを持ち、多くのミュージシャンからも愛されるベテランギタリスト、中牟礼貞則。佐藤允彦、渋谷毅ら6人のピアニストとのデュオ、そして弦楽カルテットをバックに迎えた曲も含んだ新作です。 -
フレッド・ハーシュ&エスペランサ・スポルディング『アライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード』
ハーシュとエスペランサ(年の差30歳以上)、なんとも意外な組み合わせと思いましたが、2013年に初共演し、以降もデュオとして活動を続けているのですね。 -
Steve Davis『Bluesthetic』
NYジャズの「いま」を伝える、スモーク・セッションズ・レコードからリリースされた、トロンボーンとギター、ヴィブラホンをフロントにしたセクステット。珍しい3つの楽器の組み合わせ。この響きが新鮮で、私とても気に入っています。 -
Le Projet Blasco『Rinascimento』
ここのところ、デュオ作品の新譜で心震えるものが多く、本作も気になり手に取りました。フランスのピアニストとイスラエル出身のベーシストの顔合わせ、2人とも今作で初めて知った演奏者です。ジャズ、クラシック、タンゴ、ラテン・・など、いわゆるジャズだけでないバックグランドを強く感じる演奏。 -
Houston Person『Reminiscing At Rudy’s』
今年89歳となるテナーマン、ヒューストン・パーソン。プレステッジやリヴァーサイドなどの名レーベルで1960年代から録音を残し、いまなおコンスタントに新作をリリースするジャズレジェンドです。 -
Jean-Pierre COMO『My Days In Copenhagen』
コモとスカンジナビアンのリズムが初めて顔を合わせるトリオ、切れよく強力な推進力を誇るリズムに対し、コクと熱のあるピアノが応える・・という現代ピアノトリオの理想的な図式になっているように思います。全10曲収録、8曲がスタンダード。①「YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC」からスタートして、どの曲も密度が高い! -
ジャズ担当 おすすめの新作:Jean-Michel PROUST『To Barney Wilen Vol. 1・2』。2作同時発売
フランスの伝説的サックス奏者、バルネ・ウィランのトリビュートアルバム。Vol.1、Vol.2が同時にリリースされました。テナーを中心に、ソプラノ、バリトンも披露するプローストは、フランスのベテラン奏者。録音作品は少ないものの経歴を見るとジョー・ヘンダーソンとの共演もあるそうです。